ハンサム★スーツ観ない側の人間なのに観ちゃったんですけどマジ卍
アイコンないからアイコン作ったけどパリピのイメージわかんないからとりあえずグラサンつけた。
パリピ平日家帰ったら大体TVerかアマプラで邦画観ながら家事するんだけどそれで聞いたことあるっていうだけのハンサム★スーツ観たんだよね。
まあよくある邦画っぽいコメディだけどなんかそれのテーマの描き方が最悪だったんだよね。
とりあえずめちゃ簡単にあらすじ書くとこんな感じなんだけど
料理屋を営むブサイクな主人公琢朗(ドランクドラゴン塚地)が綺麗な女の子寛子(北川景子)に惚れる、振られる、ハンサム(谷原章介)になれるスーツをもらう、モデルになる、途中料理屋にブサイクだけど大らかで明るい女の子モトエ(森三中大島)がバイトにくる、脱ぎ着できないハンサムスーツで完全体のハンサムになる、ブサイクなバイトの女の子が事故にあったと聞いて結局スーツを脱ぐ、ブサイクな女の子に告白したらその中から出てきたのが始めの綺麗な女の子寛子でした〜happy end〜
映画ってテーマがあってそれを描くものだと思うんだけどこれはテーマと向き合わないでコメディでっせ〜塚地ブサイクでしょ〜谷原章介こんなことして面白いでしょ〜ていうので誤魔化している。
1番引っかかったのはあるシーン。
主人公が完全体のハンサムスーツをもらって悩んでいるときにバスで痴漢に間違われて、こんなブサイクなら痴漢に決まっていると酷いことを言われたあと料理屋に戻る。主人公の帰りを待っていたモトエちゃんが痴漢なんてする訳ないのにと言ってくれて、それに感動した主人公が美人になりたいと思ったことはないですか?自分がなりたかった自分になれるんです!と力説する。
それに対してモトエちゃんは「自分がなりたかった自分になれちゃったら幸せですかね?」と問いかけ「琢朗さんが琢朗さんのままで何がいけないんですかね」と続ける。
この場面てハンサムに固執する主人公琢朗に対して、琢朗のままでもいいというモトエちゃんのメッセージなんだよね。
モトエちゃんがブサイクな容姿で生きてきたことを肯定して明るくほがらかでいるから活きてくるセリフなんだよね。
でもそれが結局中身は美人の女の子が、自分は中身を見てもらえないからってわざわざブスになって言っているてわかったらマジどの面下げて主人公にそのセリフ言ってんだよみたいな気持ちになってしまったよね。
寛子は自分は自分のままでいいと思ってないのに!?
まずお前が自分の美しい容姿を肯定して相手を肯定してやれよと思ったよね。
なまじトモエちゃんが親しみやすくて良い女の子だからそう思ったよね。トモエちゃんいきなり他人を幸せそうだっつって盗撮する以外はマジでいい子だよ。
そんでブスのスーツからでできた寛子はもうあの明るくてほがらかなトモエちゃんじゃないんだよ。なんなら暗くなってるし。
見て欲しかった中身も結局良いところどこいった!?
てめちゃめちゃモヤモヤして宇多丸さんの映画批評聴いたら、世の中にはハンサム★スーツを観る人間と観ない人間がいるって言っててパリピ観ない側なのに観ちゃったから最悪なのね〜!!てなったよね。